数年前、出来合いのセンサーとアプリを使って、トマト栽培のモニタリングを行いました。その時にいくつか課題があったので、「自作しよう!」と思い立ってから3年の月日が・・・
もともと、RN4020を使ってBeaconでデータを飛ばすことで実現しようとしていましたが、やはり課題が多くESP32を使ったものに急遽変更
ESP32をベースに、BME280、フォトダイオード(3種類:紫外、可視光全域、赤外)、土の水分計測、光センサー補正用アナログ温度センサーのデータを取得して、クラウドへ(Thingspeakを利用)アップロード
土の中の水分を測定するセンサー。構造的には、室内利用想定なのか、部品が露出しているので、ケースに密封
一番右から、G5824(λ=260〜400nm)でUV-aの領域。真ん中の透明枠が、S6775(λ=320~1100nm)で可視光〜近赤外をカバー(可視光は波長が380〜780nm)、左の黒枠が、S6775-01(λ=700~1100nm)でIR-aの領域。横に飛び出ているのは、TMP36GZというアナログ温度計。日光に晒されるので、温度補正計算を想定して配置
100均のガラス小瓶に収めてみました
こんな感じでトマトの苗のプランターに設置
先日、同様に野外に設置した(今後のお仕事関係)装置達が、中に水が入ってしまったという報告をもらっていたので、厳重にパテで隙間を塞ぎ、耐候性のナイロンでケーブルを保護
光センサーの部分は、以前の課題であった(トマトの葉の日陰になる)のを踏まえて、別のところに洗濯ばさみを使って設置
土中の水分センサーは、しっかりと根元まで土の中へ押し込み、設置完了
これからデータを取得して行きます。光センサーに関しては、簡易的に起電力測定(RL=0、AD直結)でやっていますので、いろいろとデータの検討が必要になりそうです。ただ、トマトのキモは水分にあるので、そこはしっかり見てゆけそうです